出雲かみしお.

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聖なる恩恵を享受する「神迎の塩」ができるまで

汲み上げた海水は、三日間じっくりと専用の釜で焚き、水分を蒸発させ成分を濃縮させます。
濃縮された海水(かん水)は一度釜から移し、釜を清浄にした後に、
純度を高めるため不純物をこまめに取り除きながら更にもう一度に煮詰めます。
ゆっくり煮詰めていくと、やがてその結晶ができてきます。
その後にがりと分離させ、結晶化した塩をゆっくりと乾燥させると神迎の塩が出来上がります。
誕生したばかりの塩の結晶は神の気が見えるが如く清浄な純白で、
ダイヤモンドのような目映い光を放っています。

国譲り、国引き神話の舞台「稲佐の浜」

「稲佐の浜」は、天照大神(アマテラスオオミカミ)より国譲りの使命を受けた
武甕槌神(タケミカヅチ)が、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)と対面した場所です。
浜辺の奥に大国主大神と武甕槌神が国譲りの交渉をしたという屏風岩があり、
海岸の南には国引きのときに島を結ぶ綱になったという長浜海岸(薗の長浜)が続いています。

稲佐の浜でひときわ目を引く丸い島は「弁天島」。古くは「沖御前」といい、
遥か沖にあったと言われています。
神仏習合の頃には、「弁財天」が 祀られていましたが、
現在は豊玉毘古命(トヨタマヒコノミコト) が祀られています。

稲佐の浜で、現代も受け継がれる「潮汲み」の神事

大社町の住民は毎月1日の早朝に稲佐の浜で海水を汲み、出雲大社や 荒神社に参拝し、
この海水を笹の葉で撒き清めます。
その後、自宅に持ち帰り、玄関・神棚・仏壇・各部屋そして家族に 撒いて 清めます。
昔から代々続けられる、地元大社の民間風習です。

店内の装飾は神々しく、神聖な雰囲気を醸し出す

店舗内は、「神が宿る空間」をイメージしたデザインとなっており、
白を基調に、高貴な紫とゴールド、そしてさりげないアクセントに赤を入れて、
天井は海の波を、店舗入り口向かって右側の壁は水の輪を表現しております。

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