そば処 田中屋

そば処田中屋は、「神門通り」と「神迎の道」その間に位置し、出雲大社の正門前で代々「田中屋」という屋号で参拝客のおもてなしを続けて参りました。

昭和47年、お土産販売や、菓子の卸売販売業をやめ、大のそば好きであった七代目は「レストラン田中屋」を開業。

平成9年、八代目が出雲そば専門店「そば処 田中屋」としてリニューアル、平成25年5月8日、平成の大遷宮に合わせて同じ場所に再度新築リニューアルオープン致しました。

経営理念である「出雲での感動のために」のもと、日々お客様と蕎麦に真摯に向き合います。 

当店の特徴とこだわりは、九代目を中心に毎朝職人が打つ、打ち立ての手打ちそばです。

もっとも重要なそば粉は、季節により産地を厳選した希少な国産石臼挽きのみを使用しております。 挽きぐるみと言われ、外皮まで挽き込んだ粉は色が黒く風味の強いのが特徴です。 さらに当店では、より特徴的な粗挽きのそば粉を使用しています。

そばの表情を常に見極めながら、水一滴に至る水分量までをもこだわり、みずみずしく、歯触りの良い、甘さと香りが豊かなそばに仕上げております。

またそばつゆには、”うるめいわし”ほか数種類の”節”と、数年寝かせた北海道産天然真昆布からひいた濃厚な出汁を使用しています。

地元大社町の醤油と本みりん、島根の伝統的な調味料である地伝酒を絶妙なバランスで合わせ、かえしにしています。コクがあり旨味を効かせたそばつゆは、風味豊かなそばをより一層引き立てます。

是非出雲ならではの食べ方で、伝統を受け継ぐ田中屋の手打ちそばをお楽しみくださいませ。

また前身である「レストラン田中屋」が出来るよりも前、東京五輪の年にお土産店「田中屋分店」が田中屋の姉妹店として誕生しました。平成の時代に閉店しましたが、令和の時代に姿を変えて復活します。

そば処田中屋の西隣、築50年以上を経た木造平屋建ての小さな民家を、ゆっくりとそばと向き合える空間に再生しました。そば殻を入れ込んだ壁、出雲そば特有の丸い器「割子」を敷き詰めたカウンター、そばを打つために使用する「麺棒」をイメージしたドアの引手など、建築にもそばにまつわるアイテムを使い、愛着と大切にする気持ちを表現しています。

そば・そば雑貨「田中屋分店」でそばにまつわる様々なアイテムとともに、出雲のそば文化に少しでも触れていただければ幸いです。

”soba bien(ソバ ビアン)”は田中屋のオリジナル商品ブランドです(日本語の”soba”とフランス語で「良し」「好し」意味の”bien”を組み合わせてつくった言葉です)。「蕎麦をもっと愉しんでもらいたい」という思いで、2018年から”soba bien”な商品づくりをスタートしました。

蕎麦猪口やお箸などの食器などや蕎麦茶、ガレットミックスなどの食品まで展開しております。

今後も日常にそばがあるライフスタイルの提案を続けてまいります。

わたしたちは先人たちの想いとともに、新たな歩みをはじめています。


そば処 田中屋さんの商品はこちら!

出雲割子そば

sobabien 有田焼蕎麦猪口セット

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